お遍路の手段
お遍路の手段にもいろいろあります。その中でも一般的なものをまとめてみました。
【徒歩】
徒歩での巡拝は「歩き遍路」と呼ばれ、お遍路の本来の姿でもあります。
一日約30キロの道のりを歩き、40日から60日程度を掛けて巡拝を終えます。
「お接待」と呼ばれる地元の方とのふれあいや、四国の自然を感じながら巡ることができ、結願後の達成感もより大きくなります。
【自動車や自転車などを使う】
マイカーやレンタカー、オートバイや自転車などを利用して巡る方も、最近は増えてきています。
ただし、山道や細い道などが多い地域もありますので、特に車の運転には注意が必要になります。
【公共交通機関を使う】
体力に自身のない方や身体的な理由などで、歩き遍路が無理な方は、一部を公共交通機関を使って巡ることも出来ます。
ただし、公共交通機関のない区間や、バスや電車の運行本数が少ないなどの地域もあります。
【貸切タクシーを利用する】
お遍路を専門にしている貸切タクシーもあります。
門前まで車で入ることのできるお寺も多く、歩くのは境内のみと言う場合が多くなり、高齢者の方や体力に自信のない方には便利です。
【ツアーを利用する】
お遍路を専門に扱っているツアーもあります。
道程を何回かに分けて、全てのツアーに参加することで結願となる、日帰りや数泊の旅行に出かけるような気軽さで利用できるものから、何泊も掛けて一回で全てのお寺を回りきるような本格的なものまで、各旅行会社によってさまざまなツアーが用意されています。